
NISAと確定拠出年金(1)
個人の投資に対する国からの後押しといえる、制度面の改革も着々と進んでいます。
最大のチャンスは、2014年1月からスタートしたNISAです。NISAとは「少額投資非課税制度」といって、年間100万円(16年から年間120万円)を上限として株式や株式投資信託の運用に充て、それによって得た値上がり益、配当金、分配金に対する課税を非課税にするという制度です。ちなみに現在、株式や株式投資信託のこれら収益に対する課税は、申告分離課税で20・315%が適用されます。
利益の2割以上を税金で持っていかれるわけですが、NISAを使えば、その分が非課税になります。つまり、実質的に2割も収益を改善できるのです。
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