ハードウエア新時代

ウィンドウズOS搭載スマホ2機種は「似てない双子」

西田宗千佳・フリージャーナリスト
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ウィンドウズ10モバイルを搭載している「ニュアンス ネオ」(左)と「バイオ フォーン ビズ」
ウィンドウズ10モバイルを搭載している「ニュアンス ネオ」(左)と「バイオ フォーン ビズ」

 2月に入って、ウィンドウズ10モバイルをOSに採用したスマートフォンに注目が集まっている。

 一つ目は、トリニティが1月31日に初回注文分を出荷した「NuAns NEO(ニュアンス ネオ)」、二つ目はVAIOが2月4日に発表した「VAIO Phone Biz(バイオ フォーン ビズ)」だ。

 どちらも、日本ではまだ採用例の少ない、マイクロソフトのウィンドウズ10モバイルを採用し、プロセッサーにはクアルコムのSnapdragon617を使っている。登場時期も似ているため、「双子のようなスマートフォン」と思われることもある。だが実際には、似ているのはOSとプロセッサーくらいのもので、商品特性はかなり異なる。

 ニュアンス ネオは、スペックよりもデザインと使い勝手にこだわり、細かいところに手を入れた設計にしている。

 例えば、ウィンドウズ10モバイルにはまだスイカなどのいわゆる「おサイフケータイ」機能に対応した機種はないのだが、ニュアンス ネオは内部にICカードを収納するスペースがあり、手持ちのカードを入れることで「スマホをかざして改札を通過する」ことができるようになっている。バッテリー容量も一般的なスマートフォンより40%以上大きく、動作時間が長くなっている。その一方で、昨今のハイエンド製品に比べるとボディ…

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西田宗千佳

フリージャーナリスト

1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。取材・解説記事を中心に、主要新聞・ウェブ媒体などに寄稿するほか、年数冊のペースで書籍も執筆。テレビ番組の監修なども手がける。