
初春、認可保育園に入れるかどうかの結果が自治体から届く時期。不承諾通知を受けた親たちの怒りの声があちらこちらから上がっています。その大半は母親たちの声です。フルタイム共働きでも、保育園に関する諸事はなぜ母親の役割になりがちなのでしょうか。
フルタイム共働きでも保活は母親の責任か
待機児童数が全国最多の東京都世田谷区では、2016(平成28)年4月入園の認可保育所申込者数が6439人(前年比264人増)に達しました。しかし、入園可能数は3282人(前年比372人増)しかなく、約3000人は入園できません。
不承諾となった親たちは、不安な気持ちで認可外保育所へ殺到しています。今年は、いったい何人の母親が泣く泣く仕事を辞めることになるのでしょうか。「1億総活躍社会」どころの話ではありません。
この記事は有料記事です。
残り1998文字(全文2345文字)
投稿にはログインが必要です。
注目コンテンツ