メディア万華鏡

安倍首相の国会答弁「〜ですよ」多用の上から目線度

山田道子・元サンデー毎日編集長
  • 文字
  • 印刷
野田佳彦前首相(左端)の質問に答える安倍晋三首相(右)=2016年2月19日、藤井太郎撮影
野田佳彦前首相(左端)の質問に答える安倍晋三首相(右)=2016年2月19日、藤井太郎撮影

 「いつもこうなんですか」。野田佳彦前首相が言った。2月19日の衆院予算委員会。民主党は野田氏が質問に立ち、2012年11月の党首討論以来の安倍晋三首相との直接対決をした。

 野田氏はまず、「4年前、安倍首相が国会議員の定数削減をすると約束したから、私は衆院を解散した。この約束を覚えていますか」と聞いた。

 安倍首相は定数削減に関する4年前からの取り組みの説明を続け、各党が現在話し合っていることは「大きな前進だ」と締めくくった。自身が「長い」と認めた答弁。それに対し、野田氏はあきれたように冒頭の言葉を漏らしたのだ。

 インターネット中継で見ていたが、「知らなかったの? いつもこうだよ」と突っ込みたくなった。

この記事は有料記事です。

残り1533文字(全文1837文字)

山田道子

元サンデー毎日編集長

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞社入社。社会部、政治部、川崎支局長などを経て、2008年に総合週刊誌では日本で最も歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長、紙面審査委員。19年9月退社。