世界の乳幼児教育、行ってみたらこうだった!

IQ126以上の子が集う米保育園は「答え」を教えない

轟麻衣子・株式会社ポピンズ取締役
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ヌエバスクールの校門=ポピンズ提供
ヌエバスクールの校門=ポピンズ提供

スタンフォード大学編(2)

 米スタンフォード大学内とその近隣の保育園では、子供の主体性を育む保育・教育が実践されているのが特徴です。前回ご案内した大手IT企業の企業内保育所では、保護者の積極的な保育への参加を促しながら、子供たちには「できることは自分で行わせる」という方針でした。

IQ126以上の子供が集う特別な学校

 今回ご紹介する「ヌエバスクール」も保育・教育方針は似ています。ただ、この学校はある意味、とても特別です。日本の幼稚園から中学校までに相当する4〜14歳を対象としているのですが、入学の必須条件の一つに「IQ(知能指数)126以上」という条件があるのです。

 米国では、幼いのころからIQテストを行うのが一般的で、行政なども高い指数の子供に積極的な教育支援を…

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轟麻衣子

株式会社ポピンズ取締役

東京都生まれ。12歳で英国の名門寄宿舎学校に入学。1998年、ロンドン大学を卒業後、メリルリンチ(ロンドン)に入社。シャネル(パリ本社、日本支社)などを経て、INSEAD(フランスを拠点とするビジネススクール・経営大学院)でMBAを取得。その後、デビアス(ロンドン)で勤務後、2010年、ポピンズ顧問、12年から現職。2児の母親。