躍動する科学ベンチャー

農業を変えるバイオインフォマティクスの可能性

丸幸弘・株式会社リバネス最高経営責任者
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アメリエフの山口昌雄社長
アメリエフの山口昌雄社長

 生命科学、医療分野の遺伝子データ解析技術や研究支援で実績を上げるアメリエフ。2015年には社内体制も整備され、「第二の創業」を迎えた。今後、同社はどんな市場を狙うのか。同社・山口昌雄社長とリバネスの丸幸弘・最高経営責任者(CEO)との対談の最終回をお届けする。【構成・サイエンスライター本丸諒】

 ──生物実験では、本物の生物で実験しますね。しかし、バイオインフォマティクス(生命情報分析)で生物学とITとが一体化すると、集めた生物データをもとにシミュレーションして新しい生物を発見する、という逆の方法も考えられると思います。

 ◆アメリエフ・山口昌雄社長 アイデアとしてはありうるのですが、生命現象は複雑です。できることは案外多くありません。ただ、効率化という意味では、自動車工場では溶接から塗装まで、全部ロボットがやっていますね。同様のことが生物学の実験現場でも導入されるようになると思います。

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丸幸弘

株式会社リバネス最高経営責任者

1978年神奈川県生まれ。東京大学大学院在学中の2002年6月にリバネスを設立。「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化した。大学や地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出し、200以上のプロジェクトを進行させている。著書『世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。』(日本実業出版社)がある。