世界の乳幼児教育、行ってみたらこうだった!

子供の本能を刺激 スタンフォードの未来型保育施設

轟麻衣子・株式会社ポピンズ取締役
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スタンフォード・ビング・ナーサリー・スクールの先生に話を聞く研修生たち=ポピンズ提供
スタンフォード・ビング・ナーサリー・スクールの先生に話を聞く研修生たち=ポピンズ提供

スタンフォード大学編(3)

 米スタンフォード大学心理学部では、子供のやる気に関する研究の世界的権威であるキャロル・ドゥエック教授を中心に、研究が盛んに行われています。学内には心理学部付属の保育施設「スタンフォード・ビング・ナーサリー・スクール」があり、多くの研究者や学生が訪れて、子供の観察や分析を通して研究に役立てています。

 今回は、この保育施設を視察した模様をお伝えしましょう。2〜5歳児が対象で、450人ほどが通っているのですが、とても人気があるため入園希望者が2000人にのぼるそうです。一般クラスは3〜5歳の混合で、男女比は5対5、子供の月齢や国籍・人種なども考慮して園児の割合のバランスをとり、多様性を大切にしています。

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轟麻衣子

株式会社ポピンズ取締役

東京都生まれ。12歳で英国の名門寄宿舎学校に入学。1998年、ロンドン大学を卒業後、メリルリンチ(ロンドン)に入社。シャネル(パリ本社、日本支社)などを経て、INSEAD(フランスを拠点とするビジネススクール・経営大学院)でMBAを取得。その後、デビアス(ロンドン)で勤務後、2010年、ポピンズ顧問、12年から現職。2児の母親。