切ない歌を探して

「蛍の光」が歌い上げる出会いと別れの切なさ

森村潘・ジャーナリスト
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涙ぐみながら最後の合唱を披露する卒業生=北九州市の沼中学校で2014年3月13日、徳野仁子撮影
涙ぐみながら最後の合唱を披露する卒業生=北九州市の沼中学校で2014年3月13日、徳野仁子撮影

 「卒業」の季節がやってきた。さわやかで華々しい「入学」に比べ、卒業は喜びや安堵(あんど)と同時に、一抹の寂しさがある。

 いま日本中の学校で、卒業式に備えて合唱の練習が行われているはずだが、「仰げば尊し」や「蛍の光」が、卒業ソングの定番だったのははるか昔のこと。いまは新しい合唱曲やポップスから歌が選ばれている。

 「白い光のなかに〜」の歌詞で始まる「旅立ちの日に」(作詞・小嶋登、作曲・高橋浩美)は、埼玉県の中学校で生まれた名曲だ。

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森村潘

ジャーナリスト

大手新聞、雑誌編集などを経てコミュニティー紙の編集などに携わる。ジャンルを超えて音楽を研究、アメリカ文化にも詳しい。