躍動する科学ベンチャー

植物工場のITデータを農業に生かす生産流通革命

丸幸弘・株式会社リバネス最高経営責任者
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LEDの光で育つ野菜
LEDの光で育つ野菜

 ITを生かした植物工場でビジネスを展開するファームシップ。同社は植物工場事業だけでなく、農産物流通、農業データサイエンス事業も展開する。その三つの事業について、同社代表取締役の北島正裕氏、安田瑞希氏の2人と、リバネスの丸幸弘・最高経営責任者(CEO)が語り合った。【構成・田中学】

 ──今回は、ファームシップの事業の3本柱、植物工場、農産物流通、農業データサイエンスの事業についてお聞きしたいと思います。

 ◆リバネス・丸幸弘CEO 植物工場は、土地と電気や水などのインフラがあればどこでもでき、土地の大きさに対する生産性も高い。そうした意味では、ファームシップが自前の工場を持つ展開も考えられますが、なぜそうしていないのでしょうか。

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丸幸弘

株式会社リバネス最高経営責任者

1978年神奈川県生まれ。東京大学大学院在学中の2002年6月にリバネスを設立。「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化した。大学や地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出し、200以上のプロジェクトを進行させている。著書『世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。』(日本実業出版社)がある。