躍動する科学ベンチャー

農業をビジネスに変える「農家出身起業家」の心意気

丸幸弘・株式会社リバネス最高経営責任者
  • 文字
  • 印刷
ファームシップの安田瑞希代表取締役(左)と北島正裕代表取締役
ファームシップの安田瑞希代表取締役(左)と北島正裕代表取締役

 植物工場、農産物流通、農業データサイエンスの三つの事業で農業のあり方を模索するファームシップ。同社代表取締役の北島正裕氏、安田瑞希氏の2人が、なぜ農業に取り組むのかについて語る。リバネスの丸幸弘・最高経営責任者(CEO)との対談3回目。【構成・田中学】

 ──北島さんと安田さんは、互いに農家の生まれで、明治大学農学部で出会ったそうですね。

 ◆ファームシップ・北島正裕代表取締役 正確に言うと、私の父方がイチゴ農家、母方がトマト農家でした。父は会社勤めでしたが、子供のころから実家の畑仕事を手伝っていて、将来は農業に携わりたいと思っていました。ただ、父親が長男ではなかったこともあり、家業には入れませんでした。

この記事は有料記事です。

残り1632文字(全文1937文字)

丸幸弘

株式会社リバネス最高経営責任者

1978年神奈川県生まれ。東京大学大学院在学中の2002年6月にリバネスを設立。「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化した。大学や地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出し、200以上のプロジェクトを進行させている。著書『世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。』(日本実業出版社)がある。