20年後の暮らしとお金

「ねんきんネット」で受取予想額を調べよう

塚崎公義・久留米大学商学部教授
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 老後の生活費で最も頼りになるのは公的年金です。少子高齢化で目減りするとは思われますが、その話は次回にするとして、今の高齢者がどれくらい年金を受け取っているのか、見てみましょう。

 まずは公的年金の仕組みからです。年金制度は大変複雑ですが、基本は国民年金です。これは全員が加入していて、原則として65歳以降毎月約6万5000円が受け取れます。もっとも、要件を満たしていない人は減額されたり受け取れなかったりするので注意が必要です。

 次にサラリーマンについてです。本稿では、サラリーマンは正社員の男女を指します。公務員、教員等も含みます。収入が多いパート等も例外的に含まれます。サラリーマンは、給料から年金保険料が天引きされています。なので、ずっとサラリーマンでいた人は、自動的に年金受給の有資格者です。

 サラリーマンの妻の専業主婦は、夫が年金保険料を払っているので、自分が払う必要はなく、自動的に有資格者となります。

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塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。