
景気とマーケット(4)
景気の良しあしをデータで示すのが「経済指標」です。例えば「2月の完全失業率は……」とか、「1月の鉱工業生産指数を受けて……」といった言葉を、ニュースで見聞きしたり、新聞で読んだりしたことがあるかもしれません。
経済指標は、今の経済情勢がどうなっているのかをデータで示したものですから、その見方を覚えておくことによって、経済活動の流れを簡単に把握できます。
「見方」といっても、それほど難しいものではありません。一番大事なことは、過去からの時系列で把握することです。
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横山邦男
前三井住友アセットマネジメント社長
東京大学卒、1981年に住友銀行(現三井住友銀行)入行。日本郵政専務執行役、三井住友銀行常務執行役員を歴任し、2014年4月から三井住友アセットマネジメント社長、16年6月から日本郵便社長。住友銀行とさくら銀行の合併によるメガバンク誕生の際に腕を振るった金融界のビッグネーム。著書に「今こそはじめる資産形成」(幻冬舎メディアコンサルティング)がある。