思いを伝える技術

良い文章を書く秘訣は「調べる、確認する、整理する」

川井龍介・ジャーナリスト
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 今回は、伝わる文書にするための「調べる」ということについて考えてみます。

 自分でよくわかっていないことは、当然のことながら他人にうまく伝えられません。文章作成上のテクニックではどうしようもないことです。会議の報告や、参加した研修内容の報告など、誰かに伝える目的で報告書を作成する場合などがその例です。

 民間のデベロッパーの社員が、地方自治体との共同開発事業に関わり、関係自治体の担当者が集まる会議に出席しました。そして、都市計画法や条例による開発の問題点などの議論をまとめて会社に報告する役目を担いました。

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川井龍介

ジャーナリスト

1980年慶応大学法学部卒。新聞記者などを経てフリーのジャーナリスト、ノンフィクションライター。実用的な文章技術を説いた「伝えるための教科書」(岩波ジュニア新書)をはじめ「大和コロニー~フロリダに『日本』を残した男たち」(旬報社)、「フリーランスで生きるということ」(ちくまプリマ―新書)を2015年に出版。このほか「ノーノー・ボーイ」(ジョン・オカダ著、旬報社)の翻訳をてがける。