20年後の暮らしとお金

年金を受け取れないと思う若者が多いがたぶん大丈夫

塚崎公義・久留米大学商学部教授
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成人式を迎え、会場前で記念撮影する振り袖姿の新成人たち=2016年1月11日、手塚耕一郎撮影
成人式を迎え、会場前で記念撮影する振り袖姿の新成人たち=2016年1月11日、手塚耕一郎撮影

知っておきたい公的年金(3)

 日本の年金制度は、現役世代が高齢者を支える仕組みになっています。仕組みができたのは現役世代が多く、高齢者が少ない時代でしたが、今では少子高齢化が進み、今後は一層高齢者の比率が高まっていくことが確実です。果たして今の若者が高齢者になった時に、年金を受け取れるのでしょうか?

 年金制度自体が資金不足に陥った時には、政府が財政で助けてくれると期待されますが、頼みの政府も毎年の財政が大幅な赤字で、結果として巨額の借金を抱えています。

 そこで、「若者は年金保険料を支払っても老後には年金が受け取れない」と考える人も少なくありません。今…

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塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。