東芝問題リポート

不正会計東芝「特設注意銘柄」の不名誉いつまで?

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記者会見で眼鏡を直す東芝の室町正志社長=2015年8月、長谷川直亮撮影
記者会見で眼鏡を直す東芝の室町正志社長=2015年8月、長谷川直亮撮影

 東芝が昨年9月、東証から指定された「特設注意市場銘柄」。この舌をかみそうな名前の制度は、2007年に導入された比較的新しいものだ。

 「有価証券報告書にウソを記載した」「開示すべき情報を隠した」「反社会勢力(暴力団)と不適切な取引を行った」−−など、投資家に株を買ってもらう上場企業として、してはならない行為をすると「特設注意市場銘柄」に指定される。

 この制度ができる以前は、悪いことをした企業に対する取引所のペナルティーは、「上場廃止」しかなかった。「上場廃止」は、企業に対する「死刑宣告」のようなものだ。それなりに悪いことをしても、「上場を廃止するほどではない」として上場維持の結論が出て、「悪いことをしたのに、なぜ?」と東証が批判されることもあった。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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