米大統領選・共和党候補の指名争いでトップをひた走るドナルド・トランプ氏=2016年1月30日、西田進一郎撮影
米大統領選・共和党候補の指名争いでトップをひた走るドナルド・トランプ氏=2016年1月30日、西田進一郎撮影

グローバルWorld Watch(ワールド・ウオッチ)

トランプ氏独走で「党内分裂」を祈る米共和党の自虐

及川正也 / 論説委員

 米大統領選の第1段階となる共和・民主両党の候補者選びは、3月15日の「オハイオ・フロリダ決戦」で前半のヤマ場を越えた。8年ぶりの政権奪還を目指す共和党では、実業家ドナルド・トランプ氏(69)の快進撃が続く。これを阻止したい主流派は7月の党大会決着に向け、「最終兵器」を準備しているという。半世紀以上にわたり封印してきた「ブローカー・コンベンション」(仲裁大会)が、それだ。

 米CNNの推計では、トランプ氏は、指名獲得に必要な代議員総数の過半数に当たる1237人まで、あと約…

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及川正也

及川正也

論説委員

1961年、神奈川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。88年毎日新聞社に入社。水戸支局を経て、92年政治部。自民党下野から自社さ政権、野党再編などを経て民主党政権に至る激動の日本政界を20年余り追い続けた。2005年からワシントン特派員として米政界や外交を取材。13年北米総局長。16年4月から論説委員。