
鴻海・シャープ買収(1)
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業に買収されるシャープは再建に向かうのか。堺市の液晶工場で4月2日行われた契約調印の記者会見は、鴻海の郭台銘(かく・たいめい)会長のシャープへの配慮と融和策が目についた。当初の予定を50分オーバーして3時間近く続いた郭会長の「独演会」の模様を報告する。
2日午後3時すぎ。シャープの高橋興三社長に続いて、満面の笑みを浮かべた郭会長が記者会見場に姿を見せた。郭会長はしきりと高橋社長に話しかけ、ときには握手するなど、2人の良好な関係を見せつける。
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編集部
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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