躍動する科学ベンチャー

電気通信大発ベンチャーが夢見る「ロボット+医療」

丸幸弘・株式会社リバネス最高経営責任者
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手の指も思い通りに動かせるメルティンMMIの筋電義手=メルティンMMI提供
手の指も思い通りに動かせるメルティンMMIの筋電義手=メルティンMMI提供

 世界最先端の筋電技術を誇るメルティンMMIは、電気通信大学の学生である粕谷昌宏・取締役執行役員(COO)、關(せき)達也・取締役技術責任者(CTO)が技術開発を引っ張り、共同創業者がサポート役に徹するユニークな体制です。なぜこうした体制を敷くのでしょうか。リバネスの丸幸弘・最高経営責任者(CEO)と、メルティンの伊藤寿美夫CEO、粕谷COO、關CTOとの対談の最終回をお届けします。【進行・構成、サイエンスライター本丸諒】

 ──メルティンを起業したのはいつでしょうか。

 ◆メルティン・伊藤寿美夫CEO 2013年7月です。電気通信大学発ベンチャーとして、筋電義手研究の横井浩史教授と私の2人で当社を起業し、14年に横井教授の教え子である学生の粕谷が、15年に關が参加しました。

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丸幸弘

株式会社リバネス最高経営責任者

1978年神奈川県生まれ。東京大学大学院在学中の2002年6月にリバネスを設立。「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化した。大学や地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出し、200以上のプロジェクトを進行させている。著書『世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。』(日本実業出版社)がある。