手を上げて記者会見場を後にするセブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長=4月7日、徳野仁子撮影
手を上げて記者会見場を後にするセブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長=4月7日、徳野仁子撮影

政治・経済セブン人事抗争の内幕

セブン&アイ鈴木会長を追い詰めた「2枚の白票」

編集部

カリスマの引き際(1)

 鈴木敏文セブン&アイ・ホールディングス会長兼最高経営責任者(CEO、83歳)の突然の辞任表明が波紋を広げている。日本にコンビニを持ち込んで根付かせたカリスマ経営者は、引き際を誤ったのか。「コンビニの神様」の去就をめぐる大騒動をリポートする。

 JR四ツ谷駅から皇居に向かって徒歩3、4分。「新宿通り」と呼ばれる表通りから少し入った東京都千代田区二番町の一角に、セブン&アイ・ホールディングスの本社がある。このビルはセブンーイレブンやイトーヨーカ堂と取引する業者で終日ごった返す。

 満開の桜が散り始めた4月7日朝、本社9階の会議室で同社の取締役会が開かれた。そこでの評決の内容が次…

この記事は有料記事です。

残り1887文字(全文2187文字)

編集部

編集部

長く経済分野を取材してきた今沢真・毎日新聞論説委員を編集長にベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
twitter 毎日新聞経済プレミア編集部@mainichibiz
facebook 毎日新聞経済プレミア編集部https://www.facebook.com/mainichibiz