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社会・カルチャー週末シネマ

IKEA社長を誘拐していったい何が起きたのか

勝田友巳 / 毎日新聞学芸部長

 戦争とか飢餓とか、社会が深刻な問題を抱えていると、そこで作られる映画の画面には、直接的にそうした題材を扱っていなくても、緊張感と不穏さが漂うものだ。では安全、豊かで安定した社会が作る映画が生ぬるいかというと、そんなことはない。登場人物がとんがり、物語の羽目が外れた映画もある。欧州でも優等生の印象が強いノルウェーとオランダの、ちょっと風変わりな映画を2本立てで紹介する。

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勝田友巳

勝田友巳

毎日新聞学芸部長

1965年、茨城県出身。北海道大文学部卒。90年毎日新聞に入社し、松本支局、長野支局などを経て、東京本社学芸部。映画を担当して15年、新作映画を追いかける一方、カンヌ、ベルリンなど国際映画祭や撮影現場を訪ね、映画人にも話を聞いて回る日々。毎日新聞紙面で「京都カツドウ屋60年 馬場正男と撮影所」「奇跡 軌跡 毎日映コン70年」の、2本の映画史ものを連載中。

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