東芝問題リポート

「イエスマンばかり昇進する」は東芝だけの問題か

編集部
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入社式で壇上に座る東芝経営陣=今沢真撮影
入社式で壇上に座る東芝経営陣=今沢真撮影

 東芝の社員が閲覧できる社内ネットに、「刷新ポータルサイト」と名前がついたページができた。不正会計が起きた原因の一つに、上司に逆らえない社内風土があると指摘された。その反省を踏まえ、経営者や従業員の意識改革に向けた取り組みを、全社員で共有しようという狙いだ。

 1月以降、社内の取り組みの報告や成果が順次、このサイトに掲載されてきた。その一つに「CSR職場ミーティング」がある。昨年10〜12月に、東芝とグループ会社の8300職場(従業員約8万9000人)で行われたミーティングで、会計問題を取り上げたのである。従業員の参加率は83%に達した。

 「不適切会計の根本原因は何か」をテーマとした議論では、企業風土・コミュニケーションの課題を指摘する声が最も多く、「トップダウンの指示に対する意見が言いにくい」「悪い報告を上げにくい」との声があったと説明されている。

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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