「楽天市場」トップページのキャプチャー
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政治・経済決算書で読み解く企業のリアル

売り上げの3分の1をフィンテック事業で稼ぐ楽天

高下淳子 / 税理士

楽天の決算分析(1)

 インターネット上で商品やサービスの売買を行うECサイト市場が成長を続けており、一つの大きな市場を形成しています。今回は、インターネットショッピングモール「楽天市場」を運営する楽天グループの2015年12月期の決算を取りあげます。

 同社は楽天市場以外にもさまざまなECサイトや旅行予約サイトを展開するだけでなく、国内消費が伸び悩むなか、金融業や海外市場にも積極的に進出しています。特に、金融業と海外市場で稼いでいる実態を分析してみましょう。楽天グループは、欧州連合(EU)がその域内の上場企業に適用を義務付ける「国際会計基準」(IFRS)に基づき業績を開示しています。

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高下淳子

高下淳子

税理士

税理士・米国税理士・ファイナンシャルプランナー。外資系コンサルティング会社(監査法人)に勤務ののち独立開業。税務会計顧問業、経営コンサルティング業の他、各地の金融機関、シンクタンク等の講演・セミナー講師、企業内研修の企画実施などで活躍している。著書に「とにかく、みんなで考えよう! 日本の借金 わが家の税金 わたしの年金」(中央経済社)などがある。