
熊本や大分の地震で人々が不安な日々を過ごすなか、5年前に作られた九州新幹線のCM「祝!九州」が再び注目を集めている。全線開業の前日に東日本大震災がおき、すぐに放送が中止されたものの、沿線住民1万人が“出演”したCMはその完成度の高さとメッセージ性から、東日本大震災の被災者も元気にしたと言われている。今、改めてCMを見た人たちが震災と今回の地震を重ね、「九州がんばれ」「もう一度一つになって」と、熱い声援を送っているようだ。【経済プレミア編集部・戸嶋誠司】
九州7県を表す7色ラッピングのN700系「さくら」が線路上に姿を現す。車両側面には「CM撮影中」「手を振ってください」「ありがとう!」の文字。線路に向かって大きく手を振り、跳び上がる住民。ナレーションが「手を振ってくれて、一つになってくれてありがとう」と呼びかける。
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編集部
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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