ファミリーマートに設置されたゆうちょ銀行のATM=2016年4月21日撮影
ファミリーマートに設置されたゆうちょ銀行のATM=2016年4月21日撮影

政治・経済ニッポン金融ウラの裏

ゆうちょ銀とファミマ提携を地銀が警戒する理由とは

浪川攻 / 金融ジャーナリスト

 ゆうちょ銀行、コンビニエンスストアの融合に向けた仕掛け人は有力システム会社だった−−。

 日本郵政・ゆうちょ銀行とファミリーマートが4月5日に発表した業務提携の内容は、コンビニ現金自動受払機(ATM)、国内外の配送などの分野における「両社の経営資源を活用」である。コンビニATMは文字通り、コンビニ店舗内に設置するATM事業だ。ファミリーマートは今後、同店舗内にゆうちょ銀行ATMを順次設置していくというのが業務提携の目玉の一つである。

 従来、ファミリーマートが店舗内に設置してきたのは、ATM運営会社である「イーネット」のATMである…

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浪川攻

浪川攻

金融ジャーナリスト

1955年、東京都生まれ。上智大学卒業後、電機メーカーを経て、金融専門誌、証券業界紙、月刊誌で記者として活躍。東洋経済新報社の契約記者を経て、2016年4月、フリーに。「金融自壊」(東洋経済新報社)など著書多数。