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「発泡酒で我慢する」より車と保険を手放してみる

塚崎公義・久留米大学商学部教授

知っておきたい公的年金(7)

 老後資金が心配だという人に対して、資産運用を指南する人は大勢います。もちろん、資産運用も重要ではありますが、元本が小さければ、上手に運用しても成果は限られています。

 元本を増やすためには、倹約が必要なことは当然ですが、それ以前になすべきことがたくさんあります。その一つが「生活を見直す」ことです。

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久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。