20年後の暮らしとお金

「発泡酒で我慢する」より車と保険を手放してみる

塚崎公義・久留米大学商学部教授
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 老後資金が心配だという人に対して、資産運用を指南する人は大勢います。もちろん、資産運用も重要ではありますが、元本が小さければ、上手に運用しても成果は限られています。

 元本を増やすためには、倹約が必要なことは当然ですが、それ以前になすべきことがたくさんあります。その一つが「生活を見直す」ことです。

 お金をためるために何と言っても大事なことは、収入を増やすことです。サラリーマンは副業が許されない場合が多いでしょうから、簡単に収入を増やすことは難しいでしょうが、定年後も元気な間は働くことが大切です。

 幸いなことに、今後は少子高齢化で労働力不足になりますから、1日4時間しか働けない高齢者でも喜んで雇ってくれる会社が見つかるようになるでしょう。

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塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。