くらし20年後の暮らしとお金

「長生きインフレリスク」が大きすぎる借家住まい

塚崎公義 / 久留米大学商学部教授

知っておきたい公的年金(8)

 老後の生活を考える上で重要なことは、「もうけよう」とするのではなく、「ヒドい目に遭わないようにしよう」とすることです。そうした観点で、老後は自宅を持つべきか、貸家を持つべきか、考えてみましょう。

 不動産価格は上がるのでしょうか? 下がるのでしょうか? 少子高齢化による労働力不足などで物価が上がるので、不動産価格も上がっていくのでしょうか? 一方で、少子化で人口が減っていくとすると、下がりそうな気もします。

 不動産価格や家賃がどうなるか、さまざまな可能性がある時に、どのようにリスクを避ければよいのでしょう…

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塚崎公義

塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。