午前7時ごろ、地下1階の社員用正門から出社してくる伊藤忠の社員
午前7時ごろ、地下1階の社員用正門から出社してくる伊藤忠の社員

スキル・キャリア経済プレミア・トピックス

「朝型勤務」で会社が激変 巨大商社伊藤忠の実践

内山勢 / 毎日新聞編集委員

伊藤忠の朝型勤務(1)

 伊藤忠商事が「朝型勤務制度」を導入してこの5月で2年になる。夜8時以降の深夜勤務を原則禁止して早朝勤務にシフトさせるこの制度は、連日残業が当たり前だった商社マンに定着したのか。2回に分けてリポートする。【編集委員・内山勢】

 東京都港区の青山通り沿いにある伊藤忠東京本社。東京メトロ・外苑前駅で降りればすぐだ。午前7時、人通りは少ない。本社の来訪者用の1階正門はまだシャッターが下りたまま。社員たちが、正面左側にある地下1階の社員用正門に、次々に吸い込まれていく。

 社員証でゲートを通過した社員の多くは、同じ地下1階の社員食堂に向かう。そこには軽食が用意されている…

この記事は有料記事です。

残り1476文字(全文1769文字)

内山勢

内山勢

毎日新聞編集委員

1983年、毎日新聞社入社。山形支局を振り出しに、週刊「サンデー毎日」、大阪本社社会部、東京経済部各記者、週刊エコノミスト編集委員、BS11プロデューサーなどを経て、2010年4月から、毎日新聞夕刊紙面の「キャンパる」編集長兼編集編成局編集委員兼「教育と新聞」推進本部委員。宇都宮大学客員教授。

イチ押しコラム

ニッポン金融ウラの裏

進む「キャッシュレス化」誰が責任を負っているのか

 キャッシュレス決済を巡る論議が高まり続けている。政府も外国人旅行者の増大を踏まえて、キャッシュレス化推進の旗を振り続けている。社…

藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
ミンスク駅前広場に今も建つレーニン像。背後のビルもスターリン的(写真は筆者撮影)

ミンスクの街を歩き考えた「ベラルーシ人」とは何者か

 ◇ベラルーシ・ミンスク編(2) 旧ソ連解体後に独立した国の中で唯一、ロシアべったりの体制を続けてきたベラルーシ。その首都ミンスク…

職場のトラブルどう防ぐ?

「ネトゲにはまって遅刻がち」若手社員をどう扱うか?

 A夫さん(46)は、社員数約80人の機械部品製造卸会社で品質管理部の責任者をしています。入社3年目の部下、B輔さん(23)の勤怠…

メディア万華鏡
第38回全国豊かな海づくり大会の放流会場で、笑顔で拍手をされる天皇、皇后両陛下=高知県土佐市の宇佐しおかぜ公園で2018年10月28日、加古信志撮影

「発信する皇后」美智子さまが平成にもたらしたもの

 「既視感、もう飽きた」--。皇后さまが10月20日、84歳の誕生日を迎えられた。天皇陛下の退位まで半年。皇后として最後の誕生日と…

知ってトクするモバイルライフ
デザインや機能を一新した「iPadプロ」。左が11型、右が12.9型

新「iPadプロ」はホームボタンなくして超高性能

 アップルは、米ニューヨークで10月30日(現地時間)、「iPadプロ」の新モデルを発表した。11月7日に発売される予定で、価格は…