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「5時退社可能」子育て社員も喜ぶ伊藤忠朝型勤務

内山勢・毎日新聞教育事業室委員
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やっと日が昇り始めた東京・青山周辺の風景
やっと日が昇り始めた東京・青山周辺の風景

伊藤忠の朝型勤務(2)

 「朝型勤務」にシフトする検討を始めた総合商社・伊藤忠商事は、2013年10月から、半年間のトライアル(試行)期間を設けた。そして、社員の徹底した意識改革を呼びかけた。

 「午後8時になると、各フロアを巡回し、残っている社員には、『8時ですが』と言って回りました。『うるさい』と怒鳴られたこともあります」。人事・総務部企画統轄室長の西川大輔さんは言う。

 6カ月間の試行を終え、人事・総務部は、実施前と実施後の効果を比較した。午後8時以降まで残っていた人は、試行前が社員(総合職・事務職)の約30%だった。それが、試行期間中は7%になり、23%の減少となった。

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内山勢

毎日新聞教育事業室委員

 1983年、毎日新聞社入社。山形支局記者を振り出しに、週刊サンデー毎日、東京経済部、週刊エコノミスト編集委員などを歴任。毎日新聞夕刊で大学生が紙面を作る「キャンパる」の編集長を10年務めた。現在は教育事業室委員。静岡大学で客員教授を務めるなど各地の大学でマスコミ関係の授業をしている。