高齢化時代の相続税対策

再婚した夫の相続で突然知った姉妹3人の存在

広田龍介・税理士
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 東京都のA子さん(62)は5年前、Bさん(当時65歳)と再婚した。A子さんもBさんも一度離婚していて、お互いに子供はいない。

 Bさんの自宅は、神奈川県小田原市の太平洋を一望できる小高い丘の上にある。また、東京都内に賃貸マンション1棟と駐車場を持っている。悠々自適の生活だ。互いに愛情あふれる2人の暮らしは、穏やかに過ぎていった。

 再婚同士で、しかもそれなりに年齢を重ねていたからか、A子さんはBさんの両親のことや生い立ちを話題にすることはなかった。時々遊びに来る、Bさんの親戚の姉妹との浅い付き合いしかなかった。

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広田龍介

税理士

1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。