職場のハラスメントどう防ぐ?

「社員全員が納得する」業務改善でマタハラ防止を

井寄奈美・特定社会保険労務士
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 女性が妊娠し、子を産むのは自然なこと。妊娠して働き続けるのも、退職して家庭に入ることを選ぶのも、女性が自分の生き方として決めることです。周りがとやかく言うことではありません。今回は、「マタハラ」シリーズのまとめとして、マタハラを起こさない職場環境作りについて考えてみましょう。

企業にマタハラ防止の研修や周知を義務づけへ

 まずは、いまだに根強い「女性は子育てし、家を守るもの」という意識を変える必要があります。実は、労働基準法の前身である1911(明治44)年制定の工場法にも、産休の規定がありました。妊娠して働く女性の存在を前提としていたのです。

 働きながら妊娠・出産・育児をする女性社員(育児は男性社員も含む)に対する理解を深めること。これを職…

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井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/