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「日本株なんて見たくない」と嘆く外国人投資家の打算

窪田真之・楽天証券チーフ・ストラテジスト
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自民党役員会に臨む安倍晋三首相(中央)=2016年4月25日、藤井太郎撮影
自民党役員会に臨む安倍晋三首相(中央)=2016年4月25日、藤井太郎撮影

 日本の株式市場の相場は、外国人投資家が動かしているとも言われています。その外国人投資家は今の日本市場をどう見ているのでしょうか。楽天証券経済研究所長兼チーフ・ストラテジストの窪田真之さんが解説します。3回に分けて掲載します。

 外国人投資家が日本を見る目は、熱しやすく冷めやすい。日本株を持っていなかったら大きな利益を逸すると熱狂的に買ってきたり、日本株なんかもう見たくもないと問答無用の売りをぶつけてきたり、それの繰り返しだ。

 アベノミクスがスタートした2013年は、15兆円も日本株を買い越した。アベノミクスに熱い期待を持っていた。ところが、15年8月以降は、日本株を7・5兆円も売り越している。「期待はずれだった。日本なんかに期待して失敗した」と嘆いているところだ。

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窪田真之

楽天証券チーフ・ストラテジスト

1961年生まれ。84年、慶応義塾大学経済学部卒業。住友銀行、住銀投資顧問を経て、99年から大和住銀投信投資顧問。2004年11月に日本証券アナリスト協会の企業会計研究会委員に就任。07年には企業会計基準委員会の専門委員を務めた。14年2月から現職。