マネー・金融30歳ではじめる資産形成

株を発行して市場から資金調達するのが上場会社

横山邦男 / 前三井住友アセットマネジメント社長

株の知識(2)

 株式がどういうものであるのかということを、会社の側から見てみましょう。

 会社にとって株式は、資金調達の手段です。株式を発行し、投資家に購入してもらうことよって、会社は事業を展開するのに必要な資金を得られます。

 多くの会社は設立当初には、特定の投資家に株式を保有してもらいます。特定の投資家とは、経営者と縁故関係にある人もいれば、ベンチャーキャピタルといって、未上場企業の株式に投資する金融機関もあります。

 設立したばかりの会社は、こうした特定少数の株主から資金を調達するわけですが、当然、事業規模が拡大す…

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横山邦男

横山邦男

前三井住友アセットマネジメント社長

東京大学卒、1981年に住友銀行(現三井住友銀行)入行。日本郵政専務執行役、三井住友銀行常務執行役員を歴任し、2014年4月から三井住友アセットマネジメント社長、16年6月から日本郵便社長。住友銀行とさくら銀行の合併によるメガバンク誕生の際に腕を振るった金融界のビッグネーム。著書に「今こそはじめる資産形成」(幻冬舎メディアコンサルティング)がある。