米南部ジョージア州で建設が進むボーグル原発=2016年3月28日、清水憲司撮影
米南部ジョージア州で建設が進むボーグル原発=2016年3月28日、清水憲司撮影

グローバル海外特派員リポート

「核のゴミ捨て場に?」米サウスカロライナ州の不安とは

清水憲司 / 毎日新聞北米総局特派員(ワシントン)

 核兵器製造に転用可能な高濃度のプルトニウム331キロが3月下旬、日本の茨城県東海村から米国に向け出発した。テロリストの手に渡ることを防ぐなど核不拡散対策の強化が目的だが、輸送先となる米南部サウスカロライナ州では、「核のゴミ」の最終処分場となることを懸念する声があがっている。核兵器保有国である米国でさえ処分に悩むプルトニウムを、日本はさらに増やすのか。サウスカロライナ州で取材した。

 「人々は家を失い、最後には人生さえも変えられてしまう。それは目に見えない形でやってくる」

この記事は有料記事です。

残り1829文字(全文2066文字)

清水憲司

清水憲司

毎日新聞北米総局特派員(ワシントン)

1975年、宮城県生まれ。高校時代まで長野県で過ごし、東京大学文学部を経て99年毎日新聞社に入社。前橋支局を経て2004年経済部に移り、流通・商社、金融庁、財務省、日銀、エネルギー・東京電力などを担当し、東日本大震災後には特別報道グループで核燃料サイクル政策も取材した。14年北米総局の特派員となり、米国経済の動向や企業取材を担当している。