東芝問題リポート

東芝新社長に最も近かった「原子力幹部」の黒歴史

編集部
  • 文字
  • 印刷
記者会見後に握手する東芝の志賀重範次期会長(左)と綱川智次期社長=2016年5月6日、宮武祐希撮影
記者会見後に握手する東芝の志賀重範次期会長(左)と綱川智次期社長=2016年5月6日、宮武祐希撮影

 室町正志社長に代わる東芝の新経営体制のトップ選考は、社外取締役5人で構成された指名委員会で進んでいた。1月には東芝社内の10人程度が候補としてあがっていた。候補者の面談が行われ、指名委員会で議論を繰り返した。その結果、さらに候補が絞り込まれたのである。

 候補として残ったのは、室町社長を補佐してきた副社長である。副社長は3人いる。志賀重範氏(62)、綱川智氏(60)、成毛康雄氏(61)である。そして、最終的にこのうち2人がトップ候補として残った。志賀氏と綱川氏だ。

 成毛氏は、東芝の稼ぎ頭にならなければいけない半導体事業を担当している。そして、企業には「コンティンジェンシープラン」というものがある。不測の事態が起きたときにどう対応するか、ということをあらかじめ考えておくものだ。

この記事は有料記事です。

残り1511文字(全文1853文字)

編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
twitter 毎日新聞経済プレミア編集部@mainichibiz
facebook 毎日新聞経済プレミア編集部https://www.facebook.com/mainichibiz