
株の知識(3)
株式市場には売り手と買い手がいます。そして、売り手が買い手よりも多いと株価は下落し、売り手が買い手よりも少ないと株価は上昇します。このように、売り手(供給側)と買い手(需要側)のバランス、つまり需給関係によって、株価は変動するのです。
では、その需給関係はどのような要因で変動するのでしょうか。
株の需給関係に影響を及ぼす要因には二つあります。ひとつは、物価や金利、為替等といった外部環境である「マクロ環境」です。要するに、企業業績に外部から影響を及ぼす要因といってもよいでしょう。
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横山邦男
前三井住友アセットマネジメント社長
東京大学卒、1981年に住友銀行(現三井住友銀行)入行。日本郵政専務執行役、三井住友銀行常務執行役員を歴任し、2014年4月から三井住友アセットマネジメント社長、16年6月から日本郵便社長。住友銀行とさくら銀行の合併によるメガバンク誕生の際に腕を振るった金融界のビッグネーム。著書に「今こそはじめる資産形成」(幻冬舎メディアコンサルティング)がある。