
「軽自動車のカリスマ」鈴木修会長の新戦略(1)
軽自動車大手のスズキは、「シェア重視」の旗を降ろすという。鈴木修会長が5月10日の決算会見で、「高齢化と過疎化が進む地方で存在価値のあるクルマづくりを目指す。もう、シェアにはこだわらない」と軽自動車事業でこれまでの方針を大きく転換させる考えを示した。ダイハツ工業と激しいシェア争いを繰り広げてきたスズキの“戦略変更”は何を意図しているのか。
鈴木会長の発言は、決算会見で「軽市場の今期の見通し」について記者から問われて飛び出した。
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