消費者に刺さるモノづくり

「軽自動車を白物家電にしない」スズキが戦略大転換

永井隆・ジャーナリスト
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決算会見に臨むスズキの鈴木修会長(中央)ら=2016年5月10日、永井隆撮影
決算会見に臨むスズキの鈴木修会長(中央)ら=2016年5月10日、永井隆撮影

 軽自動車大手のスズキは、「シェア重視」の旗を降ろすという。鈴木修会長が5月10日の決算会見で、「高齢化と過疎化が進む地方で存在価値のあるクルマづくりを目指す。もう、シェアにはこだわらない」と軽自動車事業でこれまでの方針を大きく転換させる考えを示した。ダイハツ工業と激しいシェア争いを繰り広げてきたスズキの“戦略変更”は何を意図しているのか。

 鈴木会長の発言は、決算会見で「軽市場の今期の見通し」について記者から問われて飛び出した。

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永井隆

ジャーナリスト

1958年群馬県桐生市生まれ。明治大学卒。東京タイムズ記者を経て、92年にフリージャーナリストとして独立。「サントリー対キリン」(日本経済新聞出版社)など著書多数。