躍動する科学ベンチャー

“四次元センサー”は自動運転技術に貢献するか

丸幸弘・株式会社リバネス最高経営責任者
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 工業製品の部品の計測を一瞬で行い、全量検査も可能にする技術を誇るベンチャー、4Dセンサー。いま、産業界で話題のIoTや、医療、ヘルスケア分野での活用も考えられるといいます。リバネスの丸幸弘・最高経営責任者(CEO)と、4Dセンサーの柾谷明大(まさや・あきひろ)社長の対談3回目です。【構成・田中学】

 ──高速で部品検査ができる「シャドーモアレカメラ」が前回登場しましたが、どんな活用法がありますか。

 ◆丸 四つの活用分野の三つめ、IoT(モノのインターネット化)が有力です。IoTを象徴するモノの一つに自動運転車があります。それを支える製品としてセンサーは欠かせません。しかも、たくさん必要です。自動運転車が人身事故を起こさないように、人体を確実に検知できるようにしなければならないからです。4Dセンサーの計測技術であれば、その精度を確実に高めることができるでしょう。リアルタイムに計測できることも…

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丸幸弘

株式会社リバネス最高経営責任者

1978年神奈川県生まれ。東京大学大学院在学中の2002年6月にリバネスを設立。「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化した。大学や地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出し、200以上のプロジェクトを進行させている。著書『世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。』(日本実業出版社)がある。