ITが変えるビジネスの近未来

いつかやってくる災害に備えてスマホを使おう

林信行・ITジャーナリスト
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熊本県益城町のかつて商店街だった通り=林信行撮影
熊本県益城町のかつて商店街だった通り=林信行撮影

 震度7を2回記録した熊本地震から1カ月以上が過ぎた。熊本市内には少しずつ観光客の姿が戻りつつあるが、営業を再開できていない店も多い。屋根を覆うブルーシートや割れた窓ガラス、傾いたビルなどを今も多く目にする。

 先ごろ熊本に入った筆者は、取材をして、熊本城近くのホテルでこの原稿を書いている。今回はビジネスの話から離れるが、災害時にスマートフォンがどのように役立つかを紹介したい。日本は地震国だ。いつどこで大きな地震が起こるかわからない。熊本以外の地域の人にもぜひ読んでいただきたい。

 熊本地震で被害の大きい地域では、被災した家に入ることができない人が多く、役所から罹災(りさい)証明などの連絡がいつ電話でくるかわかないからという理由で携帯電話を買う人が増えているという。しかもスマートフォンではなく、旧来式の携帯電話(フィーチャーフォン)がそれなりに多いと聞いた。

 スマートフォンであれば、電話を受ける以外にもいざという時にラジオが聞けたり、生活に必要な情報を検索できたりと便利なことが多い。

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林信行

ITジャーナリスト

1967年生まれ。アップルやグーグルの動向や技術、製品を継続的に取材対象としており、情報技術分野のテクノロジーに明るい。近年は、自動車やファッションなどのさまざまな業界におけるIT活用の取り組みに関心を持ち、人々の暮らしや社会にもたらす変化をテーマとしている。著書多数。