
セブン&アイ株主総会(2)
セブン&アイ・ホールディングスの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めてきた鈴木敏文氏(83)は、出版取り次ぎ大手、トーハンから転じて1963年にイトーヨーカ堂に入社した。その8年後の71年に取締役に就任して以来、45年間、同社と、持ち株会社として発足したセブン&アイホールディングスの取締役だった。
その鈴木氏にとって、最後になる5月26日のセブン&アイホールディングス株主総会。株主との質疑のなかで、意外な人物が、株主として挙手し、指名を受けた。「株主番号○○番、豊洲でセブンーイレブンを経営している山本です」。その株主はマイクの前で、こう話しはじめた。山本憲司氏。74年に開店したセブンーイレブンの国内1号店のオーナーである。
この記事は有料記事です。
残り1969文字(全文2298文字)
投稿にはログインが必要です。
編集部
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
twitter 毎日新聞経済プレミア編集部@mainichibiz
facebook 毎日新聞経済プレミア編集部https://www.facebook.com/mainichibiz
注目コンテンツ