セブン人事抗争の内幕

セブン1号店オーナーのエールに鈴木氏万感の退任

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東京都江東区豊洲に1974年に開店したセブン-イレブン1号店(同社提供)
東京都江東区豊洲に1974年に開店したセブン-イレブン1号店(同社提供)

 セブン&アイ・ホールディングスの会長兼最高経営責任者(CEO)を務めてきた鈴木敏文氏(83)は、出版取り次ぎ大手、トーハンから転じて1963年にイトーヨーカ堂に入社した。その8年後の71年に取締役に就任して以来、45年間、同社と、持ち株会社として発足したセブン&アイホールディングスの取締役だった。

 その鈴木氏にとって、最後になる5月26日のセブン&アイホールディングス株主総会。株主との質疑のなかで、意外な人物が、株主として挙手し、指名を受けた。「株主番号○○番、豊洲でセブンーイレブンを経営している山本です」。その株主はマイクの前で、こう話しはじめた。山本憲司氏。74年に開店したセブンーイレブンの国内1号店のオーナーである。

 「鈴木さんの退任は驚きと同時に寂しい思いだ。43年前からともにやってきた。本当にご苦労様でした。この場を借りて感謝したい。新しいリーダーの井阪さん、そしてセブンーイレブンの古屋一樹新社長には、会社を引っ張っていただきたい。健全で楽しく、躍動感ある会社にしていただけると確信している」

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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