セブン人事抗争の内幕

「セブン血縁人事」に介入した外国株主の危機感

毎日新聞経済部
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 巨大流通グループ、セブン&アイ・ホールディングス(HD)の中核子会社、セブン─イレブン・ジャパンの人事を巡るうわさが流通業界で流れ始めたのは、2016年の年明けごろだった。

 井阪隆一社長兼最高執行責任者(COO、58歳)は、更迭されるらしい──。うわさには、井阪氏がセブン─イレブン・ジャパン社長を退任し、米国のセブン─イレブン運営会社に移るというものもあった。

 しかし、井阪氏は09年の社長就任以降、セブン─イレブン・ジャパンの業績を順調に伸ばしており、これといった失点は見当たらない。うわさを耳にした人たちも、半信半疑だっただろう。

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経済の動きを追う記者の集団。金融市場の動き、企業動向、政府の経済政策や日銀の金融政策を日々追跡している。ワシントン、ロンドン、北京にも経済の専門記者を派遣している。