メディア万華鏡

「140字」に収まる中身を30分しゃべる“安倍話法”

山田道子・毎日新聞紙面審査委員
  • 文字
  • 印刷
記者会見で消費増税の再延期を表明する安倍晋三首相=2016年6月1日、宮間俊樹撮影
記者会見で消費増税の再延期を表明する安倍晋三首相=2016年6月1日、宮間俊樹撮影

 「首相会見って、いつもあんななんですか」と同僚記者に尋ねられた。「あんな」というのは、6月1日にあった安倍晋三首相の消費増税再延期の記者会見のこと。テレビで見ていて、いかにも緊張感に欠けると受け止めたようだ。

 安倍首相は記者会見の冒頭、消費増税再延期の理由を約25分間話し続けた。結果的に会見時間の半分を占めた。コラムニストの小田嶋隆さんは日経ビジネスオンラインで、ジャーナリストの江川紹子さんがツイッターに安倍首相の会見の要旨を載せたことを引いて、「30分近くだらだらとしゃべった内容は」「140字の中にほぼまるごとおさまっている」と皮肉ったほどだ。

この記事は有料記事です。

残り1227文字(全文1504文字)

   

ご登録日から1カ月間は100円

いますぐ登録して続きを読む

または

登録済みの方はこちら

山田道子

毎日新聞紙面審査委員

1961年東京都生まれ。85年毎日新聞入社。浦和支局(現さいたま支局)を経て社会部、政治部、川崎支局長など。2008年に総合週刊誌では日本で一番歴史のあるサンデー毎日の編集長に就任。総合週刊誌では初の女性編集長を3年半務めた。その後、夕刊編集部長、世論調査室長を経て15年5月から現職。