新しゅうかつ日記2016

拘束にも焦らず第1志望を射止めた国立大生の達成感

内山勢・毎日新聞教育事業室委員
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目立って大きなユニクロのブース=マイナビ合同会社説明会で、竹内紀臣撮影
目立って大きなユニクロのブース=マイナビ合同会社説明会で、竹内紀臣撮影

 首都圏の国立大文系学部4年、武田健太郎さん(21)は採用選考解禁の6月1日、身柄を「拘束」されていた。

 内々定をもらった大手インフラ会社の懇親会に出席していたからだ。もちろん、他の企業に行かせないための内定拘束だ。この企業の志望度が高かったため、他に選考が進んでいた数社のうち、同等かそれ以下の志望企業をすべて断った。

 そして、大手インフラ系より志望度が高かった大手不動産会社の1次面接は、2日以降にあった。もし、内々定をもらえたら迷わず行くと決めていたほどの大本命。翌日に2次面接、数日後に最終面接と順調に進み、その日のうちに内々定の連絡が来た。「おめでとうございます。ぜひ、一緒に働きたいと思います」という担当者の言葉が、胸に染みた。

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内山勢

毎日新聞教育事業室委員

 1983年、毎日新聞社入社。山形支局記者を振り出しに、週刊サンデー毎日、東京経済部、週刊エコノミスト編集委員などを歴任。毎日新聞夕刊で大学生が紙面を作る「キャンパる」の編集長を10年務めた。現在は教育事業室委員。静岡大学で客員教授を務めるなど各地の大学でマスコミ関係の授業をしている。