ロングセラーの「かっぱえびせん」や「ポテトチップス」など多彩なスナック菓子を展開するカルビー
ロングセラーの「かっぱえびせん」や「ポテトチップス」など多彩なスナック菓子を展開するカルビー

政治・経済決算書で読み解く企業のリアル

「やめられないとまらない」カルビー過去最高益の理由

高下淳子 / 税理士

 朝食としてシリアル、午後3時にはおやつ、夜はビールに合うスナック菓子──私たちの生活を彩る栄養機能食品やお菓子は多数あり、そのラインアップも増えています。今回は、栄養機能食品も手がける菓子業界最大手「カルビー」の決算数値を見てみましょう。

業績を引っ張る「フルグラ」は前期比47%増の売り上げ

 カルビーの2016年3月期の連結売上高は2461億円、前期比プラス10.8%の増収でした。海外事業では英国、フィリピン、台湾など苦戦している地域もありますが、スナック菓子市場とシリアル市場で高いシェアを誇る国内事業は好調です。

 本業でのもうけを表す営業利益は281億円、前期比プラス16.3%の増益であり、営業利益率は11.4…

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高下淳子

高下淳子

税理士

税理士・米国税理士・ファイナンシャルプランナー。外資系コンサルティング会社(監査法人)に勤務ののち独立開業。税務会計顧問業、経営コンサルティング業の他、各地の金融機関、シンクタンク等の講演・セミナー講師、企業内研修の企画実施などで活躍している。著書に「とにかく、みんなで考えよう! 日本の借金 わが家の税金 わたしの年金」(中央経済社)などがある。