三菱自動車・燃費不正の全容(3)
三菱自動車の燃費不正問題で国土交通省は6月21日、燃費データが改ざんされていた軽自動車4車種の燃費について、実際にはカタログ値より5〜16%悪かったとする計測結果を発表した。平均では11%悪かった。
国交省はこの計測結果を受け、省エネ法で表示を義務づけられた燃費値の修正を、三菱自動車に指示した。ただ、車の生産・販売に必要な「型式指定」は取り消さなかった。
型式指定を取り消さなかった理由について、石井啓一国交相は、「燃費値は型式指定の際の要件ではないこと、今回の確認試験で、排ガス値は国の保安基準を満たしていること」を理由としてあげた。
この記事は有料記事です。
残り1418文字(全文1704文字)
投稿にはログインが必要です。
編集部
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
twitter 毎日新聞経済プレミア編集部@mainichibiz
facebook 毎日新聞経済プレミア編集部https://www.facebook.com/mainichibiz
注目コンテンツ