辻野晃一郎の「世界と闘え」

プログラミング教育が日本の将来を左右する

辻野晃一郎・アレックス株式会社代表取締役社長兼CEO
  • 文字
  • 印刷

 文部科学省は、理数系や情報系などの分野で特に優れた能力を持つ小中学生を集め、その能力をさらに伸ばす施策を2017年度から始める予定だ。

 大学での実験、研究者による個別指導、ノーベル賞受賞者の講義聴講、海外派遣などの機会を設けるという。全教科で優れていることは求めず、特定分野での才能開花を後押しする。

 また同省は、小学校から、コンピューターのプログラミング教育を必修とするため、有識者会議を設置して6月中に議論を重ね、20年度の次期学習指導要領に反映させることも計画している。

 次期指導要領の審議では、中学校の「技術・家庭」や高校の「情報」で、プログラミング教育を強化する方向性が既に固まっているが、小学校については手つかずであった。

この記事は有料記事です。

残り1469文字(全文1787文字)

辻野晃一郎

アレックス株式会社代表取締役社長兼CEO

1957年福岡県生まれ。84年、慶応義塾大学大学院工学研究科を修了し、ソニー入社。VAIOなどの事業責任者、カンパニープレジデントを歴任。2007年、グーグルに入社し、その後、グーグル日本法人代表取締役社長に就任。10年4月にグーグルを退社し、アレックス株式会社を創業。著書に「グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた」(新潮社)、「リーダーになる勇気」(日本実業出版社)、「『出る杭』は伸ばせ! なぜ日本からグーグルは生まれないのか?」(文芸春秋)などがある。