
6月17日、総務省から毎年恒例の「電気通信サービスに係る内外価格差調査」の結果が公表された。携帯電話、FTTH、IP電話、固定電話の各サービスについて、世界6都市(東京、ニューヨーク、ロンドン、パリ、デュッセルドルフ、ソウル)での比較を行っている。
携帯電話について、その結果を見てみよう。
電気通信サービスの内外価格差調査
結果から先にお伝えすると、前回の調査結果よりも日本の携帯電話料金の順位は改善し、全体的に“低廉”であるという結果となった。
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北俊一
野村総合研究所上席コンサルタント
1965年、横浜市生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。90年株式会社野村総合研究所入社。四半世紀にわたり、情報通信関連領域における調査・コンサルティング業務に従事。専門は、競争戦略、事業戦略、マーケティング戦略立案及び情報通信政策策定支援。総務省情報通信審議会専門委員。