職場のハラスメントどう防ぐ?

パワハラ部長と腰巾着課長で若手連続退職の大損失

井寄奈美・特定社会保険労務士
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 ある会社のハラスメント相談室に通報がありました。「子会社のある部署で退職者が続いている。おかしいのではないか」

 調べると、同じ部署の若手社員2人が2カ月の間に続けて退職していました。さらに、彼らの退職の少し前から、その部署のC課長がメンタル疾患で休職していることもわかりました。

 この子会社は、従業員数100人程度で、新卒採用者ばかりで構成されています。定年退職、結婚・出産退職以外の退職者は1年に1人いるかいないかという状況だったので、今までにない出来事でした。

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井寄奈美

特定社会保険労務士

大阪市出身。2015年、関西大学大学院法学研究科博士前期課程修了。現在、大阪大学大学院法学研究科博士後期課程在籍中(専攻:労働法)。01年、社会保険労務士資格を取得。会計事務所勤務などを経て06年4月独立開業。井寄事務所(大阪市中央区)代表。著書に『トラブルにならない 小さな会社の女性社員を雇うルール』(日本実業出版社)など。http://www.sr-iyori.com/