自動車不正リポート

「経営陣刷新!」で大荒れVW2カ月遅れの株主総会

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独ウォルフスブルクの工場で2008年撮影
独ウォルフスブルクの工場で2008年撮影

フォルクスワーゲン米当局との和解(2)

 独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は6月22日、排ガス不正問題が発覚してから初めてとなる株主総会を、ドイツ北部ニーダーザクセン州の州都ハノーバーで開いた。この株主総会で、株主の不満が続出した。

 フォルクスワーゲンの株主総会は、もともと4月25日に開催予定だった。だが、不正問題のあおりで過去最大の赤字となった2015年12月期の決算発表が3月から4月にずれ込み、そのあおりを受け、株主総会の開催も約2カ月遅れた。

 フォルクスワーゲンは戦前の国策企業の流れをくみ、戦後民営化された後も「フォルクスワーゲン法」で新規の株主の議決権が制限されている特殊な会社だ。初代開発者ポルシェ博士の一族が議決権の過半数を握る一方、ニーダーザクセン州も株主として重要決定事項に拒否権を持つ。

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編集部

長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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