20年後の暮らしとお金

プロに託す投資信託には攻めと守りの2種類ある

塚崎公義・久留米大学商学部教授
  • 文字
  • 印刷

 株式の長期保有は投機ではなく健全な投資で、インフレ対策にもなります。これは前回記した通りです。しかし、初心者が銘柄を選ぶのは大変ですし、リスクを分散するためには多くの銘柄を持つ必要があります。そこで今回は、初心者が少額の投資でリスクの分散を図るための仕組みについてご紹介しましょう。

 株式に投資する際には、銘柄を慎重に選ぶことが必要であることは言うまでもありません。特に長期投資の場合には、企業の長期的な成長力を見抜くことが重要になります。これは初心者にとって容易なことではありません。

 また、どんなに慎重に選んでも、予測が外れるリスクは決して小さくありません。従って、最低でも数銘柄に分散投資をしておく必要があります。そうしておけば、株価が上がる銘柄も下がる銘柄もあり、平均して「そこそこ」の結果となる可能性が高いからです。大もうけのチャンスは減りますが、大損のリスクを回避することができます。

この記事は有料記事です。

残り1016文字(全文1415文字)

塚崎公義

久留米大学商学部教授

1981年、東京大学法学部卒、日本興業銀行(現みずほ銀行)入行。主に経済調査関係の仕事に従事した後、2005年に銀行を退職して久留米大学へ。「退職金貧乏 定年後の『お金』の話」「老後破産しないためのお金の教科書」「増補改訂 よくわかる日本経済入門」「世界でいちばんやさしくて役立つ経済の教科書」「なんだ、そうなのか! 経済入門」など著書多数。