AIIBの年次総会で、金立群総裁のあいさつを見守る加盟各国の代表=2016年6月25日、赤間清広撮影
AIIBの年次総会で、金立群総裁のあいさつを見守る加盟各国の代表=2016年6月25日、赤間清広撮影

グローバル海外特派員リポート

総会で「低姿勢」みせた中国主導AIIBの台所事情

赤間清広 / 毎日新聞中国総局特派員(北京)

 中国が主導する国際金融機関、アジアインフラ投資銀行(AIIB)が6月25、26の両日、本部のある北京で開いた初の年次総会を取材した。印象的だったのは、アジア開発銀行(ADB)など既存の国際金融機関との「協調」をしきりにアピールする中国政府高官らの姿だ。

 「AIIBは世界銀行やADBと補完関係を築き、共同で国際経済の発展を促すことができる」。開幕式に出席した中国の張高麗副首相は強調した。

 続いて登壇したAIIBの金立群総裁(元中国財政次官)も世界銀行、ADBの名前をあげて、複数の国際金…

この記事は有料記事です。

残り1568文字(全文1813文字)

赤間清広

赤間清広

毎日新聞中国総局特派員(北京)

1974年、宮城県生まれ。宮城県の地元紙記者を経て2004年に毎日新聞社に入社。気仙沼通信部、仙台支局を経て06年から東京本社経済部。経済部では財務省、日銀、財界などを担当した。16年4月から現職。中国経済の動きを追いかけている。